『線は、僕を描く』

Audibleで聴き終わった。

よかった。

登場人物たちが皆優しくて。

両親を亡くし、現実世界に興味を失っていた主人公。

流されるままに大学に入り、一人暮らしをするが、生きている実感が持てない。

そんな彼がたまたま水墨画に出会い、水墨画を描くことによって、花の美しさに、世界の美しさに気づいていく。

墨だけで色や香りを感じさせる画ってどんなものなのだろうと想像しながら読むのは楽しかった。

書道をやっていたので、墨や紙の話はちょっと懐かしかったり。

 

Audibleは手元に本があるわけではないから、振り返りながら感想を書くのがなかなか難しい。